生おからを過熱水蒸気発生装置とキルン炉にて過熱殺菌処理を行う。処理設定は出口温度300℃、炉内温度340℃、スプレー量20ℓ/h、回転数25Hzで処理。キルン炉にはステンレス製の筒を取り付け、その中に生おからを入れての実験となる。実験開始20分で徐々に水分が飛び始め、40分後には大部分の水分が飛び一部パラパラした状態となる。この時におから同士が付着し合いダマが出来る。1時間後には大部分がパラパラした状態となり、1時間30分後にはダマも粉砕が可能な段階まで乾燥が完了した。過熱処理済みのおからの水分率を測定したところ、水分率0.9%という結果になった。その後はハイスピードミルにて粉砕処理をして、当初の目的通り色合いの良い綺麗な粉末が完成した。
《 食品微生物検査 》
検査 | 殺菌前 | 殺菌後 |
---|---|---|
一般生菌 | 10,000,000個/g | 300個/g未満 |
大腸菌群 | 6,000個/g | 陰性 |
大腸菌 | 430MPN/100g | 30MPN/100g未満 |